一部メディアで『太陽光発電の2019年問題』と取り上げられて、太陽光発電を設置されている方にとっては、
「売電が終わっちゃうの?」
なんて、心配になってしまう方もいらっしゃると思います。
まず誤解の多い部分なので念のためお伝えいたしますが、
2019年に問題に該当する方は、
『10年前の2009年に太陽光発電による売電を開始した方』
が対象です。
あくまでも、
『売電の買取価格は、10年間固定』(10kW未満の場合)
となっております。
2009年に売電を開始された方は、沖縄県内でも5000名程度いらっしゃいます。
最初の売電価格制度の導入が始まった時期なので、「48円/kwh」という今ではうらやましい限りの高い売電価格ですので、その売電価格が来年から大幅に下がってしまう、ということなのでニュースになっているようです。
10kW未満の太陽光発電を購入された皆様同様、売電に関しては『あくまでも10年間の固定価格』という契約であることには変わりありません。
2009年に発電を開始された皆様へ
2009年に発電を開始された方は、確かに売電価格が下がるのは残念なことかと思います。
2019年の売電価格がいくらになるのかは、2019年4月以降?に発表されるようです。
現在では、「11円/kwh」くらいになるのではないか、という意見などありますが、実際にはどうなるのか経済産業省の発表が出るまでは分かりません。
もともと太陽光発電自体は、環境改善に大きく貢献しています。
沖縄の系統電力は二酸化炭素を排出する火力発電がメインですので、クリーンな電力を創り出す太陽光発電は、環境にやさしく、海外からの資源に頼ることもありませんので、国の政策にも則しています。
これからの時代はエネルギーの、『自家発電、自家消費』の時代になってきますので、今後もますます太陽光発電を活用していってもらいたい思います。
2010年以降に太陽光発電を設置、売電開始された皆様へ
先にお伝えした通り、『売電価格の固定買取制度は10年間』ですので、2019年問題には直接関係はありません。
しかし、売電開始時から10年後には、同じく売電価格が下がってしまうことにはなりますので、将来を見据える良い機会ととらえていただければと思います。
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