タコライスラバーズ代表理事の山川宗徳さんの元に取材に行ってきました!
皆さん、「みらいチケット」を知っていますか?
「みらいチケット」とは奈良県橿原市にあるげんきカレー屋さんの「みらいチケット」が手本となっていて食事に来たお客様が支払い時に、追加料金(300円)を支払うことで「みらいチケット」を購入できます。
このチケットを店内のホワイトボードに貼り付けます。来店した子供達が事前に支払い済みの「みらいチケット」を使って無料で食事をすることができます。大人たちのお腹いっぱい食べて笑顔になってほしいという善意が形になった素晴らしい取り組みです。
この活動を始めたきっかけは、山川さん自身も幼少期に貧しく非行に走りかけた時もあり、彼自身も地域の大人に支えられた子供時代を経験し、山川さんの警官時代に万引きをした子供に「なんで万引きをしたの?」と聞くと「お金がないのに。」と言われ、その言葉が頭に焼き付いて離れなかった。と、途中涙をこぼしながら語っていました。
そんな子供達の貧困を目の当たりにし、なんとか貧困に苦しむ子供たちを救いたいと、16年間勤めた警察官を辞める事を決意。
警察官時代の山川さん
また、沖縄の貧困はまだまだ現状は厳しく、親に安定した収入がない、もしくは収入が低いなどの理由で、その子どもも貧困状態に陥ってしまい、就学や就労が満足にできなかったり、特に酷い家庭では、食事もしっかり食べられず必要なものを揃えられないといった状況に陥っています。
沖縄県は全国平均の数値を上回る高い貧困率となっており、特に子どもの相対的貧困率は全国の数値の比べて13%以上も上回っていることが分かります。
沖縄県が行ったアンケートでは、貧困層の家庭では食料や衣料が買えなかった経験や、電話料金などの滞納、電気・ガス・水道を止められた経験がある世帯が多くあり、また、非貧困層でも一定の割合でそのような経験がある世帯があることが分かっており、沖縄県全体で収入が不安定であることが伺えます。
さらには、貧困家庭で育ったがために十分な教育を得ることができずに、大人になっても収入が安定した職業に就くことが難しい、という貧困の悪循環が起こりがちであることも大きな問題となっています。
山川さんは、子供の貧困を少しでも減らす活動に専念するようなり、たまたま訪れたSDGsの勉強会で「みらいチケット」の存在を知り、みらいチケットとタコライスをシフトする事ができないかと考えクラウドファンディングをしたところ、わずか1ヶ月で322万円の資金を集めることに成功、県内での「みらいチケット」の活動がスタートしました。
どんどん活動を広げていき、みらいチケット導入してくれる協力店の募集活動や他言語講師と外国語を触れ合う児童クラブを運営をしています。
今後の展開としては、一階はみらいチケットを導入した食堂で二階を外国語に特化した国際化教育でサポートできる学童を併設させる目標を立てているそうです。またタコライスラバーズを運営する片側、代表自身が沖縄県退職公務員連盟 事務局長でもある為、それを生かし子供達と退職者があらゆる場面でマッチングできるシステム作りをすると語っていました。
取り組みを通して、みらいチケット」を活用する事によって、「貧困から派生する非行を止める」ことを目的として多くの飲食店に協力してもらい沖縄の子どもたちのみらいを少しでも良くしていくために活動を継続していくそうです。
私たちもこの取材を通して、貧困に苦しむ子どもたち、またその背景にある沖縄の貧困に繋がっている原因などにも目を向けて行くことが必要だと感じました。
取材を快く受けて下さった山川さんありがとうございました!涙あり、笑いありのとてもほっこりする取材になりました!
山川さんの活動に興味のある方、是非提携したいという飲食店の方はこちらのホームページから♪
早速私たちもみらいチケット買ってきましたよ〜♪
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