発行日: 2018年10月1日

この度の大型台風24号の影響で、沖縄全体で20万戸以上の停電が起こりました。
被害に遭われた皆様方には心よりお見舞い申し上げます。
当社のお客様からご心配のご連絡も複数頂いており、順次対応させていただいております。

停電時の太陽光発電の自立運転機能について

停電したことで、昼間太陽が出ている時に太陽光パネルで発電した電力を自宅で使いたい旨のご連絡を複数頂いております。

停電になり電力会社からの電力の供給が止まると、太陽光発電の保護装置が働いて、システムが自動的に停止します。
そういった場合に、「自立運転モード」に切り替えれば、太陽光発電システムで発電した電力が自立運転コンセントに供給され、太陽光パネルで発電した電力を使うことができます。

自立運転コンセントは、だいたいパワーコンディショナー本体についています。
この自立運転コンセントに電化製品をつなぐことで使用可能になります。

一般的に以下の手順が必要になります。※

1.主電源ブレーカーをオフにする

太陽光発電システムを設置する前からあったメインのブレーカーをOFFにします。

2.太陽光発電のブレーカーをオフにする

パワーコンディショナーを分電盤から切り離して独立した状態にする必要があります。
そのため、太陽光発電ブレーカー(連携用ブレーカー)をOFFにします。

3.パワーコンディショナーを自立運転モードにする

一般的なパワーコンディショナーには切り替えスイッチがついており、通常「系統」に設定されています。
この切り替えスイッチを「自立」に切り替えてもらいます。
あるいは、パワーコンディショナーを再起動することで、自動的に自立運転モードに入るものもあります。

4.自立運転用コンセントに電化製品をつなぐ

パワーコンディショナー本体、または近くにある自立運転用コンセントに電源タップなどをつなぎ、電化製品をつなぐと利用することができます。
ただし、一般的に使える電化製品の合計は1500W程度です。
エアコンや大型の家電には電力が足らずに使えなかったり、動作が不安定になります。
また、日照量が少ない時などは電力供給が不安定になりますので、飽くまで非常用としてご理解下さい。

※パワーコンディショナーの種類によって違いがあります。
詳しくは、ご自宅のパワーコンディショナーの取扱説明書をご覧ください。
それでもご不明な場合は当社担当までご連絡いただければと思います。

※オムロン KP44M/KP55M 停電時の使い方(自立運転モード)の使い方

continue reading

関連記事