発行日: 2024年4月24日

OKINAWA INTERNATIONAL COOPERATION PLAT FORM

OIC-PFは沖縄県内で国際協力を志す団体・
個人が集まり活動する場を目指しています。

沖縄県においてパートナーシップによる沖縄らしいSDGsを推進するにあたり、特に国際協力の観点で、関連するNGO等団体や企業等の「連携」による多様な力を集結し、継続的で効果的な活動を展開するために各種の取り組みや「支援」を行うとともに、本事務局がNGO同士の関係を強めるきっかけになる役割を担い、NGO組織強化のために必要な支援が届けられる「対話」の場となることを目的とします。

OKINAWA INTERNATIONAL COOPERATION PLAT FORM

OIC-PFは沖縄県内で国際協力を志す団体・
個人が集まり活動する場を目指しています。

沖縄県においてパートナーシップによる沖縄らしいSDGsを推進するにあたり、特に国際協力の観点で、関連するNGO等団体や企業等の「連携」による多様な力を集結し、継続的で効果的な活動を展開するために各種の取り組みや「支援」を行うとともに、本事務局がNGO同士の関係を強めるきっかけになる役割を担い、NGO組織強化のために必要な支援が届けられる「対話」の場となることを目的とします。

2024 おきなわ国際協力プラットフォームセミナー

事例から考える協働プロジェクトの展開方法

-「つながる場」から活動を広げる-

おきなわ国際協力プラットフォーム(OIC-PF)では、2023年4月からOIC-PF協働プロジェクトをスタートし、会員の皆様が実現したいプロジェクトのサポートをしてきました。
今回のセミナーでは、3団体より協働プロジェクトの形成にかかる経緯、活動内容またOIC-PFの活用ポイント、活動がどういった展開に繋がったかを話し、第2部では活動を広げるヒントについて意見交換を行いました。

司会
おきなわ国際協力プラットフォーム 事務局長
NPO法人レキオウィングス 副理事長
串間 武志 氏
あいさつ
JICA沖縄 市民参加協力課 外国人材・共生・日系社会支援班長
栁詰 ゆう紀 氏
コメンテーター
JICA沖縄 次長
高砂 大 氏
コメンテーター
沖縄県企画部 企画調整課 SDGs推進室 主幹
仁科 裕也 氏
ファシリテーター
リボルブ 代表
鮫島 智行 氏

2024 おきなわ国際協力プラットフォームセミナー

事例から考える協働プロジェクトの展開方法

-「つながる場」から活動を広げる-

おきなわ国際協力プラットフォーム(OIC-PF)では、2023年4月からOIC-PF協働プロジェクトをスタートし、会員の皆様が実現したいプロジェクトのサポートをしてきました。
今回のセミナーでは、3団体より協働プロジェクトの形成にかかる経緯、活動内容またOIC-PFの活用ポイント、活動がどういった展開に繋がったかを話し、第2部では活動を広げるヒントについて意見交換を行いました。

司会
おきなわ国際協力プラットフォーム 事務局長
NPO法人レキオウィングス 副理事長
串間 武志 氏
あいさつ
JICA沖縄 市民参加協力課 外国人材・共生・日系社会支援班長
栁詰 ゆう紀 氏
コメンテーター
JICA沖縄 次長
高砂 大 氏
コメンテーター
沖縄県企画部 企画調整課 SDGs推進室 主幹
仁科 裕也 氏
ファシリテーター
リボルブ 代表
鮫島 智行 氏

OKINAWA住みまーる!プロジェクト

登壇者
株式会社ドリームコネクト 代表取締役
宮城 俊彦 氏

プロジェクトのアイディア

在留資格特定技能を中心に人材紹介サービスを行っているドリームコネクト
日本で働きたい外国人と、外国人材が欲しい日本の企業とのマッチングを行う事業を行っており、外国人が日本で働くには、「住居」住む場所が必要不可欠です。

しかし、「外国人お断り」の賃貸が増えている現実に危機感を覚え、現状を打開するべくOIC-PFで活動していた「NPO法人沖縄NGOセンター」に声をかけプロジェクトが動き出しました。

今まで以上にしっかりとした運営をしていくために、不動産業界から2名の理事を招き、
4名で2024年2月に「一般社団法人住みまーる」を設立しました。

今までの活動を通じて、オーナー様から「うちの物件を使って欲しい」と申し出があり、お借りした住宅を外国人専用住宅として運営を始め、先日も外国人の入居が決まり、カギの引き渡しをしてきたばかりとのこと。

自身で運営していくことで、「地域に迷惑ってかからないよね」「退去の時ってこんな問題おきないよね」などの成功事例を積み上げていくことが大切で、家主さんの立場でも、資産を活用して収益・メリットを見せる必要があります。また、優良事例だけでなく、悪い事例などが集まる「住みまーる協議会の設立」も考えられていて、マッチングのプラットフォームとなり、補償サービスの開発も視野に入れていました。

人が生活していくなかで「衣食住」はとても大切です。
沖縄が好きで「住みたい」「働きたい」と移住を決めても、その時に住む場所がなければ叶いません。
「貸してくれ」「なんとかしてくれ」「かわいそうだろ」とことではなく、お互いに歩み寄ることによって、よりよいビジネスが生まれ、それが持続可能なものになる。
ボランティアではなくビジネスとして、沖縄宅建協会とも連携し、活動の輪を広げ、外国人から沖縄に住みたい、住みやすい場所として認識してもらえたらいいと思います。

OKINAWA住みまーる!プロジェクト

在留資格特定技能を中心に人材紹介サービスを行っているドリームコネクト
日本で働きたい外国人と、外国人材が欲しい日本の企業とのマッチングを行う事業を行っており、外国人が日本で働くには、「住居」住む場所が必要不可欠です。

しかし、「外国人お断り」の賃貸が増えている現実に危機感を覚え、現状を打開するべくOIC-PFで活動していた「NPO法人沖縄NGOセンター」に声をかけプロジェクトが動き出しました。

今まで以上にしっかりとした運営をしていくために、不動産業界から2名の理事を招き、
4名で2024年2月に「一般社団法人住みまーる」を設立しました。

今までの活動を通じて、オーナー様から「うちの物件を使って欲しい」と申し出があり、お借りした住宅を外国人専用住宅として運営を始め、先日も外国人の入居が決まり、カギの引き渡しをしてきたばかりとのこと。

自身で運営していくことで、「地域に迷惑ってかからないよね」「退去の時ってこんな問題おきないよね」などの成功事例を積み上げていくことが大切で、家主さんの立場でも、資産を活用して収益・メリットを見せる必要があります。また、優良事例だけでなく、悪い事例などが集まる「住みまーる協議会の設立」も考えられていて、マッチングのプラットフォームとなり、補償サービスの開発も視野に入れていました。

人が生活していくなかで「衣食住」はとても大切です。
沖縄が好きで「住みたい」「働きたい」と移住を決めても、その時に住む場所がなければ叶いません。
「貸してくれ」「なんとかしてくれ」「かわいそうだろ」とことではなく、お互いに歩み寄ることによって、よりよいビジネスが生まれ、それが持続可能なものになる。
ボランティアではなくビジネスとして、沖縄宅建協会とも連携し、活動の輪を広げ、外国人から沖縄に住みたい、住みやすい場所として認識してもらえたらいいと思います。

外国ルーツの子どもたち支援プロジェクト

このプロジェクトは、多文化ネットワークfu ふ!沖縄の大仲さん、NPO法人レキオウィングスの串間さん、ベトナム出身で名桜大学・沖縄大学非常勤講師のグュェンさんの3人が協力し実施しているプロジェクトになります。

プロジェクトのきっかけはグュェンさんが出会った子どもです。
「那覇市在住の子どもが困っている助けて欲しい」とグュェンさんから助けを求められました。1人の力では助けることが難しく、いろんな人と繋がり助けを求めました。それが、このプロジェクトを始めたきっかけとなっています。

言葉や文化の壁はあり、「落ちてる消しゴムを拾って帰ると、翌日には泥棒」と呼ばれたり、意思疎通が難しいと気持ちも塞ぎ込んでしまいます。その子と繋がりを持ち始めたときは暗く落ち込んでいましたが、数ヶ月関わると、対等に話してもらえるほど元気になっていました。

このプロジェクトでは「集まる」「考えるをのべる」「活動を提案する」のステップでゼロからイチを生み出す。外国ルーツの子どもたちに関係する人々が集まる機会を作り、有機的なつながり方について話し合う場が形成され、お互いの対話を通じて信頼関係が構築されていきます。
4つのプロジェクトを提案して、その中から参加したいプロジェクトを選んでもらい、意見交換する会を作り、そのプロジェクトの一つとして「多言語スピーチ大会」があります。
外国ルーツの子どもたちが、自分が話したいことを自分が話したい言葉で話すスピーチ大会で、いろんな方の協力で開催することができた大会になります。

一緒に考えるプロセスを通して繋がっていき、この繋がりが次への活動のきっかけとなり、多文化共生社会に繋がっていくと考えられており、繋がるためには「困った」と助けを求める声をあげたり、「情報共有したい」「情報提供したい」など、お互いが情報を共有する必要があり、助け合いから生まれるネットワーク、いろんな人がいろんな立場から協力できる、助け合うのが大切であると再認識しました。

外国ルーツの子どもたち支援プロジェクト

このプロジェクトは、多文化ネットワークfu ふ!沖縄の大仲さん、NPO法人レキオウィングスの串間さん、ベトナム出身で名桜大学・沖縄大学非常勤講師のグュェンさんの3人が協力し実施しているプロジェクトになります。

プロジェクトのきっかけはグュェンさんが出会った子どもです。
「那覇市在住の子どもが困っている助けて欲しい」とグュェンさんから助けを求められました。1人の力では助けることが難しく、いろんな人と繋がり助けを求めました。それが、このプロジェクトを始めたきっかけとなっています。

言葉や文化の壁はあり、「落ちてる消しゴムを拾って帰ると、翌日には泥棒」と呼ばれたり、意思疎通が難しいと気持ちも塞ぎ込んでしまいます。その子と繋がりを持ち始めたときは暗く落ち込んでいましたが、数ヶ月関わると、対等に話してもらえるほど元気になっていました。

このプロジェクトでは「集まる」「考えるをのべる」「活動を提案する」のステップでゼロからイチを生み出す。外国ルーツの子どもたちに関係する人々が集まる機会を作り、有機的なつながり方について話し合う場が形成され、お互いの対話を通じて信頼関係が構築されていきます。

4つのプロジェクトを提案して、その中から参加したいプロジェクトを選んでもらい、意見交換する会を作り、そのプロジェクトの一つとして「多言語スピーチ大会」があります。
外国ルーツの子どもたちが、自分が話したいことを自分が話したい言葉で話すスピーチ大会で、いろんな方の協力で開催することができた大会になります。

一緒に考えるプロセスを通して繋がっていき、この繋がりが次への活動のきっかけとなり、多文化共生社会に繋がっていくと考えられており、繋がるためには「困った」と助けを求める声をあげたり、「情報共有したい」「情報提供したい」など、お互いが情報を共有する必要があり、助け合いから生まれるネットワーク、いろんな人がいろんな立場から協力できる、助け合うのが大切であると再認識しました。

ちりひるゆんプロジェクト

登壇者
トーラス株式会社 マーケティング推進部
平山 雄基 氏

プロジェクトのアイディア

トーラス株式会社がリーダーを務め、リチャージ株式会社・合同会社シーナプロジェクツ・有限会社クリーンアイランド甲陽興産株式会社など、本業とはことなる部分で協力し、沖縄のごみ問題をはじめとする、さまざまな環境問題の解決を目指し SDGsの実現に向けた活動をおこなうプロジェクトです。

「ちりひるゆん」とは
ちり = ごみ
ひるゆん = 〜を拾う

「ごみを拾う」という無機質な言葉が、
沖縄の方言を使うことで、どこか親しみを感じる言葉になります。

ちりひるゆんプロジェクトでは「ごみ拾い+α」を心がけ、
2回目の開催は「海洋ごみについて学ぶ」座学を取り入れました。

3回目の開催は沖縄県立看護大学とのコラボイベントで、看護学生たちが主体となり考え、実施しました。
海洋汚染について、より多くの人に知ってもらう手法として「ごみアートの作成」に着目し、開催地である八重瀬町の町魚「トビウオ」とSDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」を開け合わせたデザインを株式会社スペースの助言をもらいデザインされました。出来上がった作品は大学のロビーやJICA沖縄フェスティバル・八重瀬町役場などに展示され、多くの人に海洋汚染・ごみ問題について認知してもらえたと思います。

4回目の開催は「ごみの見方を変える」イベントになります。
オープンTERUMAの場所をかり、ウミガメ保全活動を行っている「churamura」に協力いただき、ウミガメを通して、海の環境問題や海洋ごみについて学びました。その後、「TRUE BLUE」に協力いただき、マイクロプラスチックから「キーホルダー」を作るワークショップと「しばた みなみ」さんに協力いただき、漂流物から「ツブレメくん」を作るワークショップを行いました。どちらのワークショップも「ごみ」から生まれた作品。ごみと向き合い、ごみをごみとして処分するだけでなく、新しいものに生まれ変わらせる。ごみへの価値観が変わるイベントとなりました。

ちりひるゆんプロジェクトは、ごみ問題だけにとどまらず
ちり = ごみ = 「問題」
ひるゆん = 〜を拾う = 「解決する」
今後も「ごみ拾い+α」を意識し、沖縄のさまざまな環境問題を共に解決する活動をしていきます。

ちりひるゆんプロジェクト

登壇者
トーラス株式会社 マーケティング推進部
平山 雄基 氏

プロジェクトのアイディア

トーラス株式会社がリーダーを務め、リチャージ株式会社・合同会社シーナプロジェクツ・有限会社クリーンアイランド甲陽興産株式会社など、本業とはことなる部分で協力し、沖縄のごみ問題をはじめとする、さまざまな環境問題の解決を目指し SDGsの実現に向けた活動をおこなうプロジェクトです。

「ちりひるゆん」とは
ちり = ごみ
ひるゆん = 〜を拾う

「ごみを拾う」という無機質な言葉が、
沖縄の方言を使うことで、どこか親しみを感じる言葉になります。

ちりひるゆんプロジェクトでは「ごみ拾い+α」を心がけ、
2回目の開催は「海洋ごみについて学ぶ」座学を取り入れました。

3回目の開催は沖縄県立看護大学とのコラボイベントで、看護学生たちが主体となり考え、実施しました。
海洋汚染について、より多くの人に知ってもらう手法として「ごみアートの作成」に着目し、開催地である八重瀬町の町魚「トビウオ」とSDGs目標14番「海の豊かさを守ろう」を開け合わせたデザインを株式会社スペースの助言をもらいデザインされました。出来上がった作品は大学のロビーやJICA沖縄フェスティバル・八重瀬町役場などに展示され、多くの人に海洋汚染・ごみ問題について認知してもらえたと思います。

4回目の開催は「ごみの見方を変える」イベントになります。
オープンTERUMAの場所をかり、ウミガメ保全活動を行っている「churamura」に協力いただき、ウミガメを通して、海の環境問題や海洋ごみについて学びました。その後、「TRUE BLUE」に協力いただき、マイクロプラスチックから「キーホルダー」を作るワークショップと「しばた みなみ」さんに協力いただき、漂流物から「ツブレメくん」を作るワークショップを行いました。どちらのワークショップも「ごみ」から生まれた作品。ごみと向き合い、ごみをごみとして処分するだけでなく、新しいものに生まれ変わらせる。ごみへの価値観が変わるイベントとなりました。

ちりひるゆんプロジェクトは、ごみ問題だけにとどまらず
ちり = ごみ = 「問題」
ひるゆん = 〜を拾う = 「解決する」
今後も「ごみ拾い+α」を意識し、沖縄のさまざまな環境問題を共に解決する活動をしていきます。

会場となったJICA沖縄ニライホール多目的室には、30名ほどの人が集まりました。
OIC-PFで活動を行っているプロジェクトに共有しているのは、個ではなく、お互いに助け合い協力する。
所属が違えども目指す場所は同じ、対話によって繋がり、課題について一緒に考え、その関わりでネットワークが生まれる。

プロジェクトを通じて、人の繋がりが生まれ、問題解決に進んでいく。

友人が困っていたら助ける人は多いでしょう。
しかし、赤の他人が困っていたら助けるでしょうか。

助けて欲しいと声を上げる勇気も必要ですが、手を差し伸べる勇気も必要です。
OIC-PFに助けを求める声が集まり、手助けをしたいと協力者が集まり、繋がっていく。
繋がることで、助け合える場所が生まれるのだと思います。
トーラスはこれからも人と自然の調和の理念の元、持続可能な社会の実現に向けてパートナーシップで課題に取り組んでいきます。

会場となったJICA沖縄ニライホール多目的室には、30名ほどの人が集まりました。
OIC-PFで活動を行っているプロジェクトに共有しているのは、個ではなく、お互いに助け合い協力する。
所属が違えども目指す場所は同じ、対話によって繋がり、課題について一緒に考え、その関わりでネットワークが生まれる。

プロジェクトを通じて、人の繋がりが生まれ、問題解決に進んでいく。

友人が困っていたら助ける人は多いでしょう。
しかし、赤の他人が困っていたら助けるでしょうか。

助けて欲しいと声を上げる勇気も必要ですが、手を差し伸べる勇気も必要です。
OIC-PFに助けを求める声が集まり、手助けをしたいと協力者が集まり、繋がっていく。
繋がることで、助け合える場所が生まれるのだと思います。
トーラスはこれからも人と自然の調和の理念の元、持続可能な社会の実現に向けてパートナーシップで課題に取り組んでいきます。

トーラスでは、環境問題に取り組む活動として、恩納村や沖縄県内外の企業と地元関係者の協力のもと、サンゴ保全活動『チーム美らサンゴ』や沖縄のごみ問題などの、環境問題の改善を目指す『ちりひるゆんプロジェクト』など、企業方針である『人と自然の調和』のもと、地域の環境改善や持続可能な社会を後押ししつつ、メリットが増える仕組みづくりのお手伝いをしていきたいと考えております。

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